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グラフの色調を変える
ggplot()でグラフを作成すると、色は既存の設定がそのまま使用される。しかし何らかの理由でこれを換えたいときには、パレットを入れ換えることで、色の組み合わせを換えることができる。
グラフのオブジェクトの色を換える
グラフのオブジェクトの色を換えるには、
- scale_fill_brewer()
- scale_color_brewer()
を用いる。
fillはグラフ要素の面の色、colorはグラフ要素の線・点の色である。棒グラフの色を換えたいときはfillを換える。
また、色の組み合わせ(パレット)を自作して、brewerではなくmanualで操作することもできる。
- scale_fill_manual(value = my_favorite_color)
- scale_color _manual(value = my_favorite_color)
単純に一つの色を換えるような場合には、fill = "red", color = "green"などの方法がある。
色調を選ぶ
- 色と名称の関係を調べたいとき。
demo(colors)
- 色のパレットをの種類を知りたいとき
RColorBrewer::display.brewer.all() #パレットの名前と色の組み合わせが一覧できる RColorBrewer::display.brewer.pal(name = "Greens", n = 10) #nameでパレットの名称、nで色調の数を示す
パレットを変数に入れる
上記で見つけたお好みのパレットを変数に代入する。
my_favorite_color = RColorBrewer::brewer.pal(name = "Greens", n = 3)
注意
色は多用すべきではない。多分に好みが現れるため、せっかくの報告が色でケチをつけられてしまうことがある。
色によって判別できるのは人間の色覚によるが、微妙な色の違いがわからない人や、補色関係が判別できない人(赤と青)もいることに注意が必要。
さらに、紙に印刷する場合には、印刷機の表現能力に影響されるため意図したとおりの色が出ないことがある。
加えて、カラーコピー機がないときはせっかくの着色も、モノクローム印刷されてしまい無駄になるし、コピーする側に無駄なコストをかけてしまうことになるかもしれない。
Last updated 2021-02-20 | auditR (c) N.Nawata