Rの最も特徴的なデータの型はベクトル型です。ベクトルは様々なところで登場する、Rを使う上では最も基本となるオブジェクトの型で、数値型のオブジェクトの並んだものいう理解が早いでしょう。 Rでは、c()関数を使ってベクトルを生成します。 > vec <- c(1,3) #例1 > vec [1] 1 3 > vec1 <- c(1,3,5) #例2 > vec1 [1] 1 3 5 > vec2 <- c(vec1, 6, 7, 8) #例3 > vec2 [1] 1 3 5 6 7 8 例1では、高等学校で習った二次元ベクトルです。 ベクトルは矢印で表現していたように、方向と大きさを持ちます。したがって、それは二次元に限らず、三次元さらにはそれより上の次元のベクトルも存在します。 例2は、3次元のベクトルです。 例3のようにベクトルの中にベクトルを含めることも可能です。 データを処理するに当たって、このベクトル型を理解しておくことはとても重要です。 ! ベクトルの操作 :ベクトルから一部を取り除く: 以下のように > 1:5 [1] 1 2 3 4 5 > 1:5[-4] [1] 1 2 3 4 5 > (1:5) [1] 1 2 3 4 5 > (1:5)[-4] #4番めの要素を除く [1] 1 2 3 5