Rで扱える数値は、整数、実数、指数の3種類がある。 会計の世界で扱う数値もいくつかあるが、当てはめる型は、あらかじめ以下のように決めたほうがよい。 !金額にはnumeric 金額(日本では円だが、外貨も想定すれば、小数点以下2桁のある金額)は、上限がある整数integerは何かと不都合が生ずるので、numericを用いたほうがよい。 !コードにはfactor 他に数値表記が用いられるものとして、コード番号がある。 コード番号は、組織コード、取引先コード、従業員コードなど監査データの中では幅広く使用される。 コード番号は数字ではなく因子型にした方がよい。 理由は二つあって、一つは、数字だけではなく例えば、A123などのコードが使われていることもあるからだ。幸いに大小関係は文字型にしても数字と同様な関係が示されるので、コード順に並べ替えるなどでの不都合はない。 もう一つの理由は、数値型にすると、例えば頭がゼロで始まるコード番号00123が123と処理されてしまうといった不都合が出る。