!CSVファイルを読み込む Rで扱うデータを入手するには、CSV形式で入手することをお勧めする。 仮に壊れていた場合に、エディタで簡単に内容を見たり補正できるし、データ容量が小さい。 エクセルファイルも扱えなくはないが、仮に壊れていたらそれで終わりであり、データの中の式やタブなどの扱いがとても面倒なので、やめたほうが良い。 #CSVファイルを読み込む read.csv("filename.csv", sep=',', header=T) オプションは他にもあるが、とりあえず上記が標準的な方法である。 * sep=',' データの区切り記号の指定 * header=T データの最初の行がヘッダ行になっているときTRUE 文字コードが異なるときには文字化けしてエラーが出ることがある。 その際には、文字コードをオプションで指定する。 * fileEncoding = 'Shift_JIS' * fileEncoding = ''cp932' Eは大文字。 なお、CSVファイルの存在箇所が深いディレクトリにあるような場合には、WindowsのExplorerを使ってファイルを探して指定するfile.choose()を利用するとよい。 f <- file.choose() read.csv(f) !表計算からクリップボード経由で読み込む エクセルファイルなどを開いていて、さっとRで処理したくなる時に、いちいちCSVに落として・・・とやっているのはじれったい。そこはサクッとやりたくなる。 クリップボードに表を読み込んで、Rから読み取る方法がある。 x = read.csv("clipboard", header=T, sep="\t") これで、クリップボードに読み込んだエクセルシートを簡単に読み込むことができる。 なお、header=Tは当然にヘッダがある場合にTだが、単純にデータを読む場合には不要ないしheader=Fとする。 また、'''sep="\t"'''はクリップボード上のデータがタブ区切りになっている(私の場合)ときであり、まずは'''sep=”\t”'''なしでお試しデータを数行だけ読み込んでみると、一行ずつフィールドなしのデータが読み込まれるので、そこで区切り文字を判別すればよい。 :参照: * file.choose() * read.table() {{category ファイル操作, データ読み込み}}