!QMX火入れ式 {{category QMX}} 今日はQMXにバッテリをつないでみました。 ぱちんと音がしたり熱が出たり煙が出ると、そこで終わりなので、とても緊張する瞬間です。 マニュアル通りにバッテリをつないでも何も起こりません。 最初はEPPROMの書き込みモードになっているようです。 PCにUSBで接続させデータファイルを転送する仕組みになっていてとても簡単にセットアップできます。 実際につないでみたところ確かにQMXをPC側でデバイスとして認識し、ファイルフォルダのようなものが見えました。感激の瞬間!! その後、データファイルを転送し、それが終わると自動でリブートがかかりQMXが立ち上がることになっていますが・・・ 静かでした。 マニュアルに書いてあるような強制リセットの方法として、いったんケースを開けて指示されたところをジャンパでつないで再度試したところ、先程と同じファイルが登場して、どうやらファイル転送自体はうまく行っているようです。スイッチをオンオフするとディスプレイが点いたり消えたりしますが、しかしディスプレイには何も表示されません。 後は何ができるだろうか。 イヤホンをつないで聞いてみました。ザーッという音が聞こえます。ボリュームを回すと音量が変化します。OK ボタンを押して何が出ているかよくわからないけど色々切り替えるとどうも周波数も変化しているようで、聞こえるノイズにも違いがあります。 メインボードとディスプレイの接続はすべてテスタで確認したので、ディスプレイの品質自体の問題(あまり考えられない)か、CPUとディスプレイにつながるコネクタの接続が悪いのか、CPU自体の問題なのか・・・ このへんで疲れてきたので休憩。 !回路図を眺めたら・・ひらめいた 気になって仕方がないので回路図を眺めながら原因を探っていきます。 パーツ自体には一応信頼を置いておきましょう。つまり可能性が一番高いのは自分のはんだ付けエラーです。しかし全体をふわっと見るだけでは気が付かないので、LCD周辺のはんだ付け部分を疑うべく回路図を眺めました。 LCDにつけたパーツは殆どない中で、ポテンショメータがついています。 これはLCDのコントラストを調整するための部品ですが、ケーシングした後は触ることができません。 ふと閃いたのは、この部品ははんだ付けしたけどLCDのコントラスト調整はしていなかったことです。 早速バッテリをつないでポテンショメータをクルクル回すとなんと文字が出てきました!!感動の瞬間!! メニューもきちんと出てきますし、設定もできるようになりました。 そんな訳でようやく電波を出す直前状態まで持ってこれたという一日でした。