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これってキーコン


キーコン梁山泊

キーコンに関するあれこれをこちらで気軽に議論しましょう。

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協議・相談・指摘・助言の違い - shibayan (2008年04月14日 01時36分16秒)

協議とは、「話し合って決めること、またその話し合い。」

相談とは、「物事を決めるために他の人の意見を聞いたり、話し合ったりすること。また、その話し合い。」

指摘とは、「全体の中から、ある特定の事柄を取り上げて示すこと。」

助言とは、「役に立ちそうな言葉をかけること。また、その言葉。アドバイス。」

相談は、他の人の意見を聞いて、自分の意見を決めるというイメージがあり、上下の関係がある。それに比べて、協議は、対等である。例えば、6カ国協議とはいうが、6カ国相談とはいわない。

  • 「協」という文字には見ての通り力を合わせるという意味があります。「議」とは批判的に図ること。つまりある目的に向かって馴れ合いではなく健全にぶつかりながら力を合わせて話し合うことですね。 - なわ (2008年04月16日 22時13分27秒)
  • 「きょうぎ」と「きょぎ」は、一文字違うだけで意味が変わる。日本語はおもしろいです。 - shibayan (2008年04月18日 00時41分34秒)
  • 雑談っていうのもそれなりの指導的機能や情報共有機能を果たしていますね。 - なわ (2009年02月11日 17時57分54秒)
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「会計ソフト」におけるIT専門家と監査人の大きな溝を考えてみると・・・ - shibayan (2008年04月08日 02時47分38秒)

「会計ソフト」は、入力が「仕訳」形式で、簿記原理に従って、残高試算表や貸借対照表、損益計算書を出力するソフトと考えると、それは、

?日付、借方、貸方、勘定科目、金額を格納するデータベースと
?適切に集計をして出力する機能がある、普通のデータベースソフトと変わらないが、集計のルールが普遍的でかつ出力形式も普遍的という点で、定型機能化して、一般にパッケージソフトとして市販されている。

この場合、集計という点では、財務報告に重要なキーレポートである「残高試算表」を作成するが、通例的なアウトプットであればバグは想定できないので、そこから重要な虚偽記載が発生するリスクはあまり想定できない。しかし、間違ったデータを入れると正しい出力にはならないため、むしろ、インプットコントロールが重要である。仕訳を作成して、それを、会計ソフトに入れて、正規のデータとして認証することが、キーコンと考える。

つまり、キーレポートよりも、入力の方が重要なアプリケーションが重要となるのが会計ソフトである。これは、ブラックボックス化しつつも、仕訳形式の「伝票」という存在があり、簿記知識があれば検証できるのも会計ソフトのソフトたる所以であり、それは、もともと、マニュアル統制で検証することをある程度想定しているソフトである。

簿記を知らない人間にとっては、会計ソフトは完全なブラックボックスであるが、簿記を知っている人間にとっては、ブラックボックスではない。この点が、IT専門家と監査人の会計ソフトに対する対峙のスタンスに現れてくると思う。

  • ある程度の信頼性のあるパッケージなら、ブラックボックスだから中身には触れない、ブラックボックスであっても簿記的体系は見る人が見れば自明の構造である、という二つの性質を考えれば、仰るとおり「伝票(取引)承認&インプットの正確性」がキーコンですね。 - なわ (2008年04月09日 15時50分42秒)
  • 多分ですが、優秀な経理マンだと、例えば、ソフトの入れ替えや設定を変更したら、自分が重要だと思った勘定科目については、自分で手で集計したりして、正確に出力できるか検証すると思います。それを文書化して残すという観点がいまままでなかっただけという話もあると思います。 - shibayan (2008年04月10日 20時00分17秒)
  • 経理帳簿というのは集計の積上げ履歴を残す機能が重要だと思えます。仕訳伝票−仕訳帳−総勘定元帳−合計残高試算表−残高試算表・・という具合に、積み上げ計算の履歴が結果から逆に追っていけるというところが、実は「計算の文書化」なんですねぇ。そういう当たり前のことは誰も言わないけど、やはり当たり前だから重要なんです。 - なわ (2008年04月11日 00時01分51秒)
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経理・財務サービス スキルスタンダード - shibayan (2008年04月05日 19時46分38秒)

ちょっと古いですが、参考になります。

http://www.meti.go.jp/policy/servicepolicy/contents/management_support/files/keiri-zaimu.html

  • あ、これ忘れていました。購入したまま本棚の風景を構成しています。 - なわ (2008年04月06日 10時50分02秒)
  • 4月11日バージョンアップしたようです。 - shibayan (2008年04月28日 15時13分13秒)

http://www.meti.go.jp/policy/servicepolicy/contents/management_support/management_support.html

  • じっと見てみるとアンダーバーが引いてあるところが、キーコンぽいかもしれません。 - shibayan (2008年04月28日 21時45分36秒)
  • ありがとうございます。2.0開発プロジェクトが始まって一部成果が出たわけですね。経理業務も進化し続けているということでしょうか。 しかし、上記URL・・・もう少しユーザに分かりやすく掲載するという思想が欲しいですね。- なわ (2008年04月28日 22時37分45秒)
  • 最新「リスクを特定し、このリスクを低減するためのコントロールを業務に合わせて組み込むことができる」というスキルが必要という点で、経理マンの能力について「統制」まで踏み込んでいるいるのがすばらしいと思います。経理は集計屋という観点から抜け出すことが重要ですね。 - shibayan (2008年05月04日 11時43分17秒)
  • そうそう。それに効率よく業務を遂行するための業務設計とそれをITによって実現する方法と比較できるようになれば、集計屋から卒業して、BPRもできる立派な会計人です。 - なわ (2008年05月04日 18時04分18秒)
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評価のプロセス可視化とキーコントロール - shibayan (2008年03月22日 20時43分09秒)

評価を要するものについては、各種のデータを用いて総合的に判断を要求されるようなケースが多いと思うのですが、なかなかこの総合的な判断を可視化することは難しいと思います。この場合、評価の失敗というリスクを制御するキーコントロールの設計は、どのような点に留意するべきなのでしょうか。

  • 不備の評価モデルですね。私はキーコンを選定した段階でほぼ評価は終わっていると考えています。つまり評価対象(キー)として選定したということが事前の評価であって、あとは不備が事実かどうかと、あらためて当初のキーコン選定が適切であったかを検討すればいいだけではないでしょうか。だからデザイン段階の評価と監査計画が最重要フェーズなのです。 - なわ (2008年03月23日 12時33分47秒)
  • 検出された不備を羅列して、重要かどうかを判断している過程は、キーコン選定の稚拙さを顕しているようです。キーコンでエラーが出たら、代替コンが有効でない限り不備とする----それがシンプルで最も客観的です。斯様な思考は少数派であることは自認しますが、少数でも有力でありたいと願っています。 - なわ (2008年03月23日 12時36分39秒)
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統制目標(IT3号ITコントロール目標も含む)とアサーション - shibayan (2008年03月19日 13時54分56秒)

概念定義の問題かと思いますが、どう説明するのが、一般の方に理解していただけるか悩んでいます。

  • リスク・目標・手続」のところで統制目標について記載しています。整理の仕方で理解していただけるのではと。 - なわ (2008年03月20日 10時50分11秒)
  • ありがとうございました。実務的には、いろいろなテンプレートがあるため、この3つのシナリオの論理整合性がとれてないケースがかなりありそうです。なんとなく、これというパターンが多くて、ロジカルシンキングになれていない日本人らしいかも。 - shibayan (2008年03月20日 13時30分33秒)
  • RCMのテンプレートでよく見られて誤解をされやすいのが、科目アサーションの左側にコントロール手続が書いてあるケース。これは、手続→目標という順番なので、手続だけを先にだらだらと棚卸してしまう作業を生んでしまいますね。 - なわ (2008年03月20日 15時54分17秒)
  • IT36号の例示のRCMは、アサーションのところが、・・・となっています。(笑) - shibayan (2008年03月20日 18時52分55秒)
  • それは採り上げた手続が本当にアサーションに貢献しているかを検証しているものと解釈できます(苦笑) - なわ (2008年03月21日 12時31分59秒)
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キーコントロールリスト - shibayan (2008年03月17日 18時50分27秒)

キーコントロールのコンセンサスを得るためには、RCMよりも、リスクとエラーのパターン(アサーション)とそのためのキーコントロールリスト(サマリー)を用意して議論する方が全体像を見渡すことができると思います。そのリストを持ち寄って、なんでこれがキーコンなのかを議論すると有意義なのでは?と感じています。

  • RCMは確かに結果として拾ったキーコンをまとめるものですよね。 - なわ (2008年03月17日 21時41分01秒)
  • キーコンはそれ自体がキーコンであることよりも、複数が組み合わさってキーコンとなることが多いのでは。だから、フローチャートの上でつぶしつつも、そのフローチャート(プロセス)の外側にあるモニタリングなどが漏れやすいんですね。実はプロセスの外側になるコントロールがキーだったりしませんか。 - なわ (2008年03月17日 21時47分19秒)
  • そうなんです。全社統制もそうですが、モニタリングって、レイヤーが違うというか、レベル感が違うので、一度、思考を外において考えないといけないところがあります。ところで、モニタリングはある意味、究極のキーコンかと思いますが、モニタリングをキーコンとする場合の検討事項ってどんなものなのでしょうか。 - shibayan (2008年03月20日 13時35分15秒)
  • COSOが2007年9月にモニタリングに関するディスカションペーパを出しています。要点は、経営財務2837号にもありますよ。 - なわ (2008年03月20日 15時43分48秒)
  • キーコンと言った時に、それがコントロール「すること」(手続)を指しているときと、(結果として)コントロール「されていること」(状態)を指していることとあります。コントロール手続はCOSO枠組みにも日本の内部統制基本要素にも入っているので直接的に捉えやすいですが、本来はたとえば「統制環境」によって統制されている状態が作られることもあるので、キーコンを議論する場合には、どのレイヤで議論しているのか意識せねばなりません。 - なわ (2008年03月20日 15時47分09秒)
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ITにより自動化された会計処理はITによる統制なのか - なわ (2008年03月16日 15時36分16秒)

JICPAのIT委員会研究報告35号で、自動化された統制「等」として以下の3点が記載されています。

    1. 自動化された統制手続
    2. 自動化された会計処理手続
    3. いわゆるキーレポートによるHybridコントロール

1は例えば、入力時に異常値がはじかれたり、入力項目相互間の関係がチェックされたり、入力値をリストから選択するなどして制限をかけたりするなど、それなりに統制と言えますね。3は人間が判断する部分が統制になりますが、ITは単に仕様に基づきデータを出しているに過ぎません。しかし、2は、単に人間による作業を機械が代行しているだけで、それを持って統制と言えるのでしょうか。思うに、以下の3つの説があります。

      • A説:人間が計算するよりもはるかに正確に計算エラーを防止しているから統制である。
      • B説:機械計算は単に業務の迅速化効率化のために過ぎず、計算の正確性は結果的な付加価値に過ぎない。
      • C説:経営者の意図による。すなわち経営者がなんらかのリスクを認識しておりそれを抑制しようとしている場合には統制であり、そうでなければ統制ではない。

経営者は「統制」を評価しなければならないので、2が統制に該当するかどうかは、評価範囲を決める上でそれなりに重要な影響があります。私は2は全般統制の運用成果だと考えているのですが、他の方のご意見はいかがでしょうか。

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キーコンの概念や選び方についての議論をしましょう - なわ (2008年03月16日 12時10分17秒)

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  • テーマへの回答は下のコメント欄にどうぞ - なわ (2008年03月16日 12時11分03秒)
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