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イノベーションと財務

【私的草稿】通信事業会計

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このページの見出し構成


イノベーショントレンドと財務の関係このイノベーショントレンドを財務との関係で見ると

黎明期⇒導入期⇒成長期⇒安定期⇒衰退期⇒撤退期

というサイクルが、順に登場しつつ前のサイクルから次のサイクルへとシフトしていくというのが、一つの現れ方ではないでしょうか。

黎明期⇒

実験研究・実用化段階CFは赤字(OCF=0)重要な意思決定は商用化するか否か重要な管理ファクター:

導入期⇒

サービスイン設備が面的に広がるユーザ使用量<設備容量CFは赤字(OCF<ICF)重要な意思決定はどのタイミングで成長トレンドに持っていくかクリティカルマスの議論重要な管理ファクター:どこまで投資を許容するか、いつまで許容するか

成長期⇒

市場が成長するユーザの成長に合わせて設備も増強されるCFはマイナスから均衡へ(OCF=ICF)どこまで市場が成長するかどこまで投資が許容されるか重要な管理ファクター:投資回収までの期間

安定期⇒

市場が飽和してユーザ数が安定するCFはプラス。CashCowの状態(OCF>ICF)。質的投資次世代の投資にいかにシフトするか。カニバリ問題の解決。重要な管理ファクター:現世代CF>次世代投資

衰退期⇒

ユーザ数が減少するCFはまだプラスから均衡へ(OCF>ICF=0)撤退時期の見極め重要な管理ファクター:CF>0の残存期間(撤退コスト、減損処理含む)

撤退期

ユーザ数がほとんどなくなるCFはマイナスへ(OCF<0)撤退の選択重要な管理ファクター:タックスプランニング

現実の世界では、メガキャリアでは少しずつ重なって登場する。ベンチャーは一つのサイクルからスタート


最終更新時間:2007年12月01日 18時18分06秒