{{category 6mDCS}} 昨日に引き続き今日もVXOの製作です。 息抜きに、SBMのコイル(FB801)を巻いてみました。巻いた後の接続がややこしいのですが、理屈がよくわかっていないので、とりあえず教科書通りにやってみました。基板は7mm方眼を2×3に切った基板にはんだ付けですが、結構難しいものでした。後になって、RFチョークも一緒につければよかったと思いましたが、作り直す気にはなれません。 さて、肝心のVXOは発振しませんでした。はんだ付けした後で発振することのほうが稀なことは前回のLunchBox721の経験から分かっているので、今回はそういうものだということで、電池の接続も回路に過重負荷がないようにかなり慎重に行いました。瞬間的に電圧をかけてみると電流計が急に触れます。つまりどこかでショートしているということです。 回路を慎重にたどってみましたが、いつものことながら間違いはありません(気が付けない)。そこで、手元にある方眼紙を使って実体配線図を描いてみることにしました。大きく書くと分かりやすいですね。しかし配線に間違いはありませんでした(もう少しこうすればよかったという点は幾つか見つかりましたが。)。 次に、GNDと部品との抵抗値を見ていきましたところ、コイルの周辺の抵抗が少し変な値です。コイルはそもそも無抵抗のはずですが、少し抵抗値を示しています。 もしかすると・・・・コイルの表面を磨いていませんでした。 磨きなおしてはんだ付けしなおしてみると、今度は電池をつないでも電流計は大きく振れません。第一関門通過。 発振のチェックです。RFプローブを当ててみると、お、発振しているではありませんか。こんなに旨くいくとは何かわけがあるに違いない。周波数計を当ててみると31-33MHz付近で発振しています。トリマコンデンサを回してみましたが、ほとんど値に変わりがありません。こんな時は、コンデンサの容量を増やしてみようとTCにパラレルに15pをつないでみましたが、効果はありませんでした。 でも、50.000表示の水晶に33.333の発振はどう考えても変です。もしかすると基本波があるのかと考え、電卓で計算。 16.666 X 3 = 49.998 16.666 X 2 = 33.332 どうやら16.666を基本波とする水晶のようです。 今日は、最大の難関である発振をクリアしたので、水晶は別に探すとして、満足な一日でした。 気分がよかったので、コイルを4つ追加で巻きました。FT37に対しては、20センチだと微妙に長さが足りません。24センチとることにしました。 明日はAFかRFの製作に入るとしましょう。