{{category 6mDCS}} !配線ミスじゃ! ECMに電圧がかかっていない問題を探索しているうちに、AF2の部品配置ミスを見つけてしまいました。 イヤホンから聴こえる音がとても静かなので、「そういうもんか」と思っていたら、回路自体に電圧がかかっていませんでした。回路までの電源は来ていたので安心していたのが、LM386に繋がっていないというのが正しい言い方でしょうか。こういうように、何が正常なのかがわからない状態はテストがなかなかうまく行きません。自作の悩みですね。 はんだづけしたところ、なんとVOLを触ると大きなノイズが入るではありませんか。一応、AF増幅回路としてはうまく行ったということでしょうか。ただ、VOLの性能の悪さでしょうか、つまみを回すとガリガリと音がしてとても騒がしいですね。 !AF回路の再配置 さて今日はチャレンジは、AF回路の切り替えに使っているリレーの電源系と信号系を別々にしているのを、ひとつの基板に移すことです。 基板は、大きなものを切って、自分で7ミリ角に削って、そこに回路通りに部品を載せています。前回配置換えを絵図に落としたのですが、今回はまた同じように書いてみました。すると前回と全く同じ絵になっていることにあとで気が付きました。 ハンダ付けも背の低い部品から順番に行なっていき、もはや手慣れたものです。特に60Wのコテはさすがにパワフルで、はんだが溶けるというよりも沸騰するようにプシュッと音がして溶けます。メガネをしているからいいものの、やや危険を感じます。 !動作確認・・・あれリレーが動かなくなりました。 Keyのリレーは正常に動作しています。今回はここの回路は触っていないので当然です。 しかし、PTTのリレーは既にプッシュ状態になってファイナルが作動しています。 元々の設計上は、KEYがジャックに入っているときは、KEYジャックのスイッチが切れてPTTを押してもファイナルはGNDに落ちないようになっています。しかし、MICジャックに差し込んだだけで、ファイナルが作動するのは、KEY回路とAF回路がどこかでGNDにショートしている可能性が高そうです。最近は少しずつエラー箇所の想像が付くようになって来ました。 メモ AF2の電源をTRに繋いだら、リレーがおかしくなった。 !やはり配線ミス 気になるので、一旦片付けたにも拘らずまた店を開いてしまいました。あれ、よくみなくても信号線のケーブルがひとつ外れていて、基板に乗っています。これがショートした原因かな? 先ほど配線しなおしたAF部分を絵図と比べてじっと眺めると、微妙に違うところが。トランジスタの、配線位置を一つずらしていました。これではリレーが動くはずがありません。 トランジスタを付け直し、外れていた信号線ケーブルを繋ぐと・・・。 おお、動きました。 VX-8DからAMの信号を送ってやると、割れているものの「あ〜あ〜」という声が聞こえてくるではありませんか。DSBが聴こえるかどうかは定かではないものの一応、受信機としては機能しているようです。 !マイクの方は相変わらず電圧がかかりません。 PTTを入れるとリレーが作動して瞬間的にピクンと電圧が高くなるのですが、それきりです。 リレーからの出力を調べてみると、入力側の電圧と出力側の電圧が異なっています。 リレーの中がおかしいのかな? またリレーのGNDがとれていないかと思って、前回と同じようにリレーを押さえたまま何度もPTTを押していると、どうもリレーが瞬間的に切り替わっているだけで、切り替わった状態が維持されていないようです。PTTを外した時に、ピクンという振動が手に伝わって来ません。RF側のリレーが動いているのでその音にごまかされていましたが、AF側のリレーはPTTを押した瞬間しか作動していないことがわかりました。 リレーの動作原理から調べなおしてみるとしましょう。