{{category 6mDCS}} !フェイスブックで教わる ここのところFacebookに記載した質問に色々な方が親切に教えて下さり、とても勉強になっています。 質問を投げたのは、2SK241を使ったミキサー回路で14.3MHzと36MHzの足し算がうまくいかないので、どうしたものかという内容なのですが、色々なことがわかりました。 *秋月で買ったP-16は1Vくらいの電圧がかからないと正確なFは算出してくれない。2SK241の出力は少し足りない。 *出力側の同調回路は、ドレインに直接P-16を当てると、浮遊容量で周波数が狂うので、インピーダンスの低い同調回路の二次側にテスタを当てると良い。 *36と14の足し算で50を得るというアイデアは成り立つが、実際のところは12の整数倍と14の整数倍とがそれぞれに足し算されたスプリアスが発生するので、BPFなどでそれを抑えなければならないが、まともな測定器がないとなかなか難しく、結果的には電波法をクリアできるまでには至らないかも。 !改めて本を見直すと 今井OMの「手作りトランシーバ入門」が私の教科書ですが、周波数を混合して2SK241で和と差を得るという方法は、クリコンをはじめとして色々なところで使われています。 特に169ページの14MHzトランシーバに36MHzのトランスバータをつけるという記事は、6mDCSの全体設計の根拠のようになっています。 しかし上記のようなアドバイスを元によく見てみると、受信側では2SK241で混合して結果を得ていますが、送信側ではTA7358というラジオのフロントエンドモジュールを使っていることが判明。さらに、混合回路の後には必ず14.318のUSBフィルタが入っています。 つまり、今井OMもこの問題は認識されていたということでしょうか。 さらに、50MHzの発振においては必ず50MHzのクリスタルが使われており、決して混合したもので送信していません。 そこまで読みこなさなければならないとは、自作の奥深さを改めて感じました。 !というわけで次回は、 *ブロック図から回路の見直しをすること *50MHzのクリスタルを何とか見つけること(これも通信販売で買う方途は得られました) ということになりました。 ***7.150 x 7 = 50.05 ***7.200 x 7 = 50.40 ***16.7 x 3 = 50.10 ***16.8 x 3 = 50.40 秋葉原になくてもサトー電気あたりに売っていそうです。