運用日誌/2014-05-05

[6mDCS2013]

マイクアンプにひずみ?

マイクのテストを色々としてみました。

フーっと息をかける(これはいけないそうです)と綺麗に入っています。また、低い声で「おー」と入れてみるとこれも入ります。

しかし、普通の声が入りません。

通常の音声は入らず、大きな声なら入るというのは、マイクアンプのベース変調が浅すぎるのかもしれません。あるいはBPFのような効果が出てしまったのかも。

今井OMの本に書いてある抵抗値は12V−9Vを前提にして220kΩですが、鈴木OMの本では9Vで1.5Mが繋いであり、エミッタには470オームが入っています。

マイクアンプ周辺で色々と仮説を立てました

  1. エミッタにつけているダイオードは必要なのか
  2. TX動作確認のLEDが電圧安定化効果を出して変調を消していないか
  3. ECMの+/−の接続ミス

などです。電圧を測ったら、マイクにかかっている電圧はONの時、1.8Vくらいでオフの時は0.8Vくらいです。極めて適切です。

マイクアンプの電流を測定するために、エミッタのダイオードを外してテスタを入れました。

偶然にも解決

すると、オフ時0.2mA、オン時1.6mAでもう少しほしいかなというところですが、なんとマイクの音が綺麗になりました。

つまり、エミッタのダイオードは不要だったのです。もともとマイクアンプは独立でスイッチングしようと考えていたときの設計の名残でしたが、よく見ると不要な部品でした。これがあることでエミッタに電圧がかかってしまい、正常に機能しなかったようです。

新たな問題発生です

ECMの音はこんなに綺麗なのかと感激するほど、音をよく拾います。マイクの持っている手が動くと、その音まで入ってきます。今まで何をしていたんだろう。

しかし新たな問題が出ました。2SA1015と2SC1815の二つのトランジスタで電源切替をしているのですが、2SA1015によるスイッチ(ONの時、電流が流れる)が、オフ時でもかろうじて電圧がかかり電流も流れているようです。これが、ECMにも電圧が係ることになってしまい、PTTを押さなくてもマイクが作動しています。実にいい音で作動しているので、問題解消前にもう少し研究したいですが。

でも、TX側のファイナルAは作動していませんので、マイクが作動しても電波が飛んで行くことはありません。イヤホンからマイクを触る音がするのが気になるのと、それはそれで貴重なエネルギーの無駄遣いなので、何とかしましょう。