よくよく回路図を見るとそもそもの理解が間違っていることがわかりました。
トランジスタ2SC1815のベースに対して水晶の発振振動を伝えればいいのですが、7805で電源が安定化されているので、ベースへのバイアスは470Ωを通じて与えておけばいいと考えていました。
しかし、単にベースに電圧を与えただけでは、電流が流れていかないので、回路として機能しないことに気が付いたので、4.7kと10kで分圧し接地させてブリーダ電流を採れるようにしました。
するとどうでしょう。
綺麗に10MHzで発振しています。20pのトリマコンデンサを回してみると、ラジオから聞こえてくる発振音が、動くのがわかります。つまり、キャリアポイントの調整もできるというわけです。
無調整回路なので高調波があることは、本に書いてありました。無線機で調べると、目的の10MHzの他に、20 30 40 50まで綺麗に発振しています。60はほとんどありませんでした。
トロ活を参考にして、パイ型のLPFを付けることにしました。今日は定数の確認だけをして、VXOのほうの配置検討に移りました。