運用日誌/2014-01-01

[6mDCS2013]

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

正月早々から、というより休み期間中の継続なのですが、6mDCSの電源系統を少し工夫してみたいと思い、いろいろと考えています。

  • キーダウンした時にはマイクアンプは作動させたくない。
  • マイクアンプを作動させるときは、グランドに大電流を落としたくない。

というわけで、NPNではなくPNPトランジスタを使って、ベースをGNDに落とした際に、電源が入るようにする回路を考えてみました。

本を読むと、NPNトランジスタを使った事例ばかりで、PNPについては解説がありません。あったとしても、NPNと対になって使う方法ばかりで、定数の設定についての考え方などは掲載されていませんでした。

そこで困ったときのネット頼みで調べてみたところ、NPNとPNPの関係は鏡のようなもので、NPNで設計したものをそっくり逆に作ればいいというヒントがありました。

他にも、ベース電圧のかけ方や、マイクアンプとしてどの程度増幅すればよいのか、(最初は100mAで設計としていましたが、よく見ると1mAで十分だとか)、ベース電流のオーバードライブ3倍の法則や、ブリーダ電流はオーバードライブ含んだ10倍位を流しておいたほうが良いことなどがわかりました。

これで、

  • トランジスタのコレクタ・エミッタ間の電流Icを決める。
  • エミッタ電圧を決め、Icとの関係で抵抗を決める。
  • CE電圧を考えながら、コレクタ電圧を決めて、同様にIcから抵抗を決める。
  • BE電圧は0.6Vなので、負荷に掛かる電圧を作動部分のちょうど中間に来るようにする

などの考え方がわかりました。