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監査リスクと不正リスクの関係の変更点

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!!監査リスクと不正リスクの関係

{{include 監査リスク}}

{{include 虚偽表示リスク}}

{{include 不正リスク}}


!監査リスクとはほぼ不正リスクである

虚偽表示リスクは不正リスクと誤謬リスクとで構成されるが、不正リスクは意図的な虚偽表示であるという点が異なるだけで、財務諸表の品質という点では同じであるという考え方がある。

しかし、誤謬は勘違いが継続的に適用される場合(極端な例では、会計方針が実態に適合していないなど)を除き、個々に独立しているため、内部統制の質に反比例して発生すると考えられ、金額的な分布も幅広いと考えられるものの、より大きな誤謬ほど発見されやすいとも考えることが可能である。
が、不正は実行者の恣意が入るため、反復可能性があり、特に虚偽表示自体を目的とする場合においては、金額的分布はさておいても、影響は大きく表れると想定されることになる。
が、不正は実行者の恣意が入るため、反復可能性があり、特に虚偽表示自体を目的とする場合においては、隠蔽工作が入るため金額的分布はさておいても、影響は大きく表れると想定されることになる。

監査リスクと不正リスクとは結果からみれば、財務諸表の利用者を誤解させるという点で同類のリスクに見えるが、結果ではなく可能性という点を丁寧に考えると明らかな違いがある。

端的には、不正リスクがあった場合に、監査人が適正意見を出さなければ、監査リスクは軽減されたことになる。