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データフレーム型

auditR

監査で最も使うのが、データフレーム型です。

データフレームは厳密な定義より前に、概念はとても簡単で、まずはいわゆる表計算ソフトで扱うような表をイメージしてください。

データフレーム型は見た目は行列と似ていますが、行列型とは以下のような違いがあります。

  • 行列が行と列にそれぞれ数字や数字を意味する記号(数値型の変数ベクトル型変数)が並んでいるのに対し、要素としてのデータに文字型など数字以外が扱える。つまり、列の属性に応じたデータの型(例えば名前なら文字型、血液型ならカテゴリ型、など)を持つことができるというのが大きな特徴です。
  • 数学でいう行列と違い、行や列に任意の見出しをつけられる
このデータフレーム型を理解することはRを会計監査に用いる上では必須です。

一般にあふれているデータは意図せずともこのタイプになっています。会計監査で扱うデータは、もちろん金額が最も重要ですが、金額以外の項目として、取引日付、入出金区分、貸借区分、取引先名称、入力者などが入るので、必然的にデータフレームとして扱うことにならざるを得ません。


Last updated 2015-05-21 | auditR (c) N.Nawata