トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ RSS ログイン 印刷

粗行列

auditR

粗行列から行列を求める

粗行列も行列も同じ行列だが、粗行列は行数、列数に比べて要素数が異様に少ないため、ゼロばかりの行列である。データとしては、ゼロ以外の値を座標と共に持つほうが容量を節減できる。

すなわち、

行 列 値
1 10 5
100 7 2
・・・

などのようなデータの持ち方である。

これを普通の行列に戻すには、

d = read.table("clipboard", header = T)
Matrix::sparseMatrix(i = d$行, j = d$列, x = d$値)

とすることで通常の行列が得られる。

行の見出しに勘定科目番号、列の見出しに取引番号などの場合、ほとんどの勘定科目は空欄なので、粗行列の型式のほうがデータが少なくできるし見通しが良い。しかし演算するに当たっては通常の行列のかたちにするために、上の方法が用いられる。


Last updated 2022-05-28 | auditR (c) N.Nawata