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そもそもコントロールとは


コントロールとは

制御

コントロール主体の意図によってコントロールすべき対象の所作動作を望ましいレベルに収める行為をいう。コントロールは本来は制御と訳すべきだろう。

コントロールには必ずその意図するところ(コントロール目標)があり、その目標を達成しようという意思が当事者に備わっていなければ機能しない。

典型的な例が、車の運転における速度の制御である。

一般に道路では法定速度が決まっている。これは、道路の置かれている状況を踏まえて安全を維持するにために適切な速度で車が走るように国が法によって運転者に制限を与えているものである。

さらに、運転者は自らの車の安全を維持するためには、法定速度の如何に関わらず車間距離をとったり、カーブで速度を落としたりといった危険回避行為をとる。

運転者は法律(免許業務)によりコントロールされ、さらに運転者は自らの判断に基づき車両の動きをコントロールしている。この二重の関係を理解することが必要である。また、運転者同士はお互いに強調し合いながら事故が起きないように、また快適に走行できるように車両を制御していることは、事故防止が単独で行われているわけではないことを理解する上で、認識すべき事項である。

リスクの制御

リスクの制御の方法にはいくつかのモデルがあるが、リスク管理主体の意思としてのリスクの受容のしかたと、リスクそのものがもっている性質(回避可能か不可能か)との関係で考えると、リスクをとる場合には、必ず受容範囲(どこまでリスクをとるか)が問題となる。したがって回避し得ないリスク要因(例えば地震や災害、経済変動など)は、発生の頻度と影響を把握し、リスクが顕在化した場合に受容できる水準まで損失を軽減する措置を講ずる必要がある。

ちょっと一言

  • 今からでも制御を広めよう - Taro (2008年03月16日 23時05分38秒)
  • 自分としては、「制御」という語気を込めた、「統制」以外の適切な言葉を捜しています。 - なわ (2008年03月17日 21時38分23秒)
  • 最近、「制御」という言葉を、流布しています。英語に強い人ほど納得していただく人が多いみたいです。 - shibayan (2008年03月20日 13時37分00秒)
  • 交通の世界は「管制」。シビリアンコントロールは「文民統制」。ペストコントロールは「防疫」。リスクに対しては、「制する」「御する」という言葉が一番あっているように感じますが、防止・発見という言葉をそのまま使うのはどうでしょうかね。 - なわ (2008年03月20日 15時38分54秒)
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【本文脚注】


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