通信事業は大きく括ればネットワーク産業という区分に含めることができます。このネットワーク産業について共通する経済的性質が、通信事業にも当てはまりますので、まずはネットワーク産業の共通性質について考えてみます。
いわゆるネットワーク産業とは
難しい話はさておき、このように一般に言われている「ネットワーク」という単語でネットワーク産業という括り方をすると、ノードとリンクとハブという関係で説明できる産業や事業は非常に広い範囲に及びそうです。本稿ではネットワークという社会における一つの様相が呈する経済的特性に焦点を当てつつ、典型的なネットワーク産業である通信事業について議論することを目的とします。
初稿:04年08月31日 校正:2004年10月03日
鉄道運輸業
ノードは駅ターミナル駅がハブリンク、ローカル線と幹線がリンク
人や物の動きを媒介する旅客運輸と貨物運輸が主な業務。
人や物の動きをリンクとして捉えれば、鉄道も航空も同じと考えることもできる。
航空運輸業
ノードは空港リンクは航路ハブは都市空港
銀行業
店舗・ATM網と資金仲介市場
信用金庫−全信連−日銀ネットという構造。
電力・ガス供給業
発電・送電・配電構造貯蔵・移送・配送
宅配業・郵便業・流通業
ポスト−郵便局−郵便局−家庭ベース−センター−デポ
最終更新時間:2007年11月25日 14時03分56秒